2015年11月29日

RPG要素旅情編

前回まで、今風のMMORPGの要素を元にした進化型RPGの魅力を語ってみたのだけど、今回はかつて俺が親しんだフィールドやダンジョンを探索して旅をする古典型CRPGの魅力と、旅の雰囲気をどうシステムに活かすかなどを語る。



俺の思い出に残っているRPGで旅の雰囲気を一番感じたのは大御所ドラクエ3だろう。なぜこいつが一番なのかというと、
  • 物語中盤まで船を手にすることができない→フィールドマップを延々と旅することになるシナリオ運び
  • 移動中に朝昼夜と時間が動く
  • ランダムエンカウントとHP/MPが戦闘ごとに回復しないことにより遠くに行くことにリスクを追わせるシステム
  • 世界地図のパロディみたいなマップで別の国に行くといろんな文化に出会える
こんなあたりが要因かな

列挙してみると最後の一つ以外は容易にストレス要素になりそうなんで、こりゃ後年フォローワーを産みづらいわと思った。

船の良し悪し

船入手のタイミングは、ドラクエ2の時もそうだけど中盤で結構遅め。ライバルのFFは2〜3番めの町に行った頃には大抵船を手に入れてて、乗り物が4〜5種類程度あるのとは大違いだ。FFのシナリオ運びは派手で飽きないんだけど、その分自由度が少なくてお使いさせられてる感が強いのがイマイチ。
だって船を手に入れた直後に世界中行けるようになったらシナリオ大崩壊じゃん。そういうわけでFFは船を手に入れたかと思ったら大抵内海しか移動できないようにマップが制限されてる。それどころか空をとべるようになっても高い山を超えられないとかいう理由で外に出られないとかなんじゃこれっていう制限がいっぱいある。

それにくらべてドラクエは2も3も船を手に入れたらすぐほぼ世界中にアクセスできて、攻略順はモンスターの強さで決まるので、たとえ強さ順に攻略を強いられたとしても自分で旅をしているという意識を強く持つことができた。そのモンスターの強さにしても、道を歩いていきなり強くなったみたいなFF2とは違い、船から上陸するとか橋を超えるとか、境界がわかりやすく示されていたので、ここを超えるにはもう少し経験を積まなくちゃダメだなっていう認識ができて良かったのかもしれない。

ただその一方で延々とフィールドマップを歩く工程は見た目にも地味で、自分がどれだけシナリオ進んでいるのか分かりづらかったのかもしれない。飛空艇手に入れたらここまで進んでます、の方がわかりやすいもんね。

移動制約の良し悪し

フィールドマップの移動にも色々課題はある。歩くと夜になる、HP/MPは戦闘ごとに回復しないという制約は、旅の演出を相当豊かにしてくれる。遠くの街まで足も体もボロボロになりながらたどり着き、夜中に宿に泊まって朝を迎えたときの街の風景の輝き感とか表現できたら最高じゃないかとか思う。

でもゲーム的な戦略性との相性は最悪なんだよね。次の街まで行くためのレベルや残りHPが見積もれない、ということは勢いリソースの消費量は守備的になるので、攻撃魔法やましてや強化・弱体はリソースを消費してまで使えない、攻撃はほぼ固定で武器攻撃、MPはだいたいすべて回復魔法につぎ込むという戦略一本槍になりがち。Wizardryがカティノやモーリスみたいな弱体魔法をあれだけ積極的に使えるのは、扉を開けるまで敵はほとんど出てこない→撤退タイミングを自分で自由に選べるからだ。

大体リアルの旅行にしたって、行き先はある程度ガイドマップ調べるだろうし行くまでのガソリンやら食事の場所やら調べてから行くもんだ。中世の旅行者よろしく自分の足が資産の自転車旅行だったらツーリングマップル(今もあるのかな?)とかで上り下りまで把握して出発するだろう。RPGの主人公みたいに北にいったらカザーブがあるよ程度の曖昧な情報だけで旅するヤツなどいないのであって、そりゃ戦略性も何もなくなるだろう。

つまりだ。ある程度移動・撤退が戦略的にできるシステムにすればよいのではないだろうか。ドラクエの橋みたいなランドマークでもよい。何か境界を超えると朝→昼→夕方→夜と、時間が遷移するようにしておいて、境界を超えない間はどれだけ移動しても自由、という風にすればいいのではないだろうか。

リソースの回復制限の良し悪し

HP/MPが戦闘後に回復しないのもまたストレッサーだ。でも戦闘ごとに回復するようなシステムならどこまで遠くに行っても安全なので、旅の辛さと街の安堵感のようなものが感じられなくて嫌だ。だいたい、ただで回復するんじゃなくて旅の途中でも寝袋やらテントやらで休憩して回復してこそのありがたみってのもある。

また、旅で何が楽しいって、一回旅行して不便な目を経験し、次はどんな装備を整えたらいいか、持って行きすぎのものはないか、自分のスタイルに合わせて取捨選択する準備期間もまた乙なもんだ。寝袋とかテントとか、寝具を買い換えてより快適な旅を目指す、というギミックも欲しいところだ。魔法の絨毯で寝るのがものすごく快適になった、とか。(飛ばねえのかよ)

ただダンジョンやボス戦でHP/MPが全然回復しないってのもストレスだよね。ダンジョン戦に旅情はいらないし。何なら、ダンジョンでは戦略的に魔法使えるようにするために回復ポイントをふんだんに用意するってのもありかも。

異文化との出会い

これについては。良し悪しとかはなくて、シナリオが作れる限りなるべくディテールに凝って作りたいところだ!
ドラクエ3なら、イタリア行ってなぜかカザフスタン行ってアラブ行ってエジプト行って・・・なんて色んな所旅行するのが楽しかったんだ。
船が手に入ると日本も行けたし。
こういうふうに街の雰囲気ががらっとかわる要素をできればいっぱい入れたいところだ。
単に雰囲気が変わるだけじゃなくて、町と町との交流や対立の要素が見えたり。そういうふうなの作りたいよね〜〜
posted by LoyalTouch at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック