2016年03月07日

firefox OSが開発終了?

firefox OSが開発終了とのニュースがあった。


これ2015年12月のニュースだから、3ヵ月遅れで話題にしてて相変わらずこのブログ遅報すぎて超ウケルんだけど〜
ま、でもよくよく話し聞いてみると完全に開発ストップするということではなく、スマホ向けとしては展開しないだけで高機能TVとか向けは作り続けるらしいんだが


それにしてもみんなが目にする機会がほとんどなくなったって感じじゃないかな。存在感なくなると思うなあ。



firefox(Mozilla)はOS作って何をしたかったのか

そういえばブラウザ開発してる人たちだったMozillaが、なにゆえOSなんて作りたかったんだろう。
競合他製品であるAndroidと比較すると割りと低価格のスマホに採用されがちに見えたわけなんで、
Androidより低スペックな環境でも動くモバイル向けのOSを開発したかったのかな。

この点に関して個人的に思うところとしては、html5でできることがあまりに大きくなったので技術的に可能だから作っちまおうという気分になっちゃったのかなと思った。Mozilla開発者が。

ていうのも、今html5って、文字の描画とフォームなどのインプットUIだけじゃなくて、大容量のデータが保持できるWeb Storage機能だとかリッチな画像処理(video,audio,canvas要素)、カメラやGPSへのアクセスなんかもできるようになっているわけだ。
これだけインターフェースが整っていれば、html5とjavascriptだけで一般的なアプリケーションはすべて作りこむことができるんじゃない?
というよりアプリケーションの拡張をhtml5でできることだけに限定すれば、余計な環境へのアクセスができないよりセキュアなOSを作れるんじゃないの?っていう発想があったんじゃあないだろうか。

html5でいろんな事をする時の弱点

こういう発想って、一時期流行ったWebアプリブームを思い出すな。結局DOM書き換えのコストが高くてパフォーマンスが上がらず、
試行錯誤してるうちにネイティブアプリ作ったほうが早くね?という結論に達して流行は収束を迎えたわけだが


たぶんfirefox OSも同じ根本問題を抱えている。htmlっつーかDOMツリーで画面要素を描画して更新するのは論理的にすっきりしてて理解しやすいんだけど、複雑なUIを実現するには重すぎるんだ。
ていうかそもそもマークアップ言語であって文章の装飾をすることから始まったhtmlには必然なんだけど、描画要素の殆どが相対位置で決定されるって弱点を持っている。多分ここが重い。

そろそろこのセンテンスから何言ってるんだこいつ感が強まってきたんでちょっと立ち止まって説明すると、

文字を書く

じゃん。そして

文字を書く次の文章をでかいサイズで書く

じゃん。その次に

文字を書く次の文章をでかいサイズで書く画像を入れるWST000002.JPG


じゃん。こういうふうに前に書いた文章につづいて不定形なサイズでどんどん右に下に要素を描画するのが文章のあり方で、これがhtmlの本来の仕事なわけですよ。
GUIのように、縦nドット横nドットの矩形の中の要素を描画し直すという風にはなってない。
つまり途中の要素を変更するような命令を切ったら、その後ろのサイズを計算して次の要素の最初の描画位置を再計算して・・・という風に、右や下の描画要素を次々に再計算するようにできている。これは非効率極まりない

その他、レイアウトの実寸にアクセスして値を計算するような機能を使うと大変遅くなったりするらしい。そりゃそうだよな。
詳しくはココらへんに書いてる。


抗えない論理性という魅力

そんな知見はブラウザを開発しているMozillaにはずっと前から溜まっているはずなのに、なぜうっかりOS作ってしまったのか。
前段で説明したとおりセキュアな環境に最適というのもあると思うけど、やっぱDOMっていう仕組みが魅力的なんだな。
てっぺんのウィンドウから始まって、描画領域→オブジェクトを描画する矩形→オブジェクトに紐付けられる各種プロパティ(イベント取得のためのIDとかイベントそのものとか)みたいなツリー状のデータ構造と、それを統一的に取り扱えるDOMの仕組みはシンプルかつ論理的だ。
0から


posted by LoyalTouch at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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