2016年12月23日

ダイマクション地図で遊ぼう

地球は球、地図は平面。球のものを地図に展開しようとすると、
面積を正しくすると形が歪み、形(正確に正しくならないから方角)を正しくすると面積が歪むなどあっちを立てればこっちが立たずになるのが常。
ところで、人間の活動は大抵陸上で行われる。
海の形や面積の正確性を犠牲にして、陸上の正確性だけを求めてみれば、
人間の活動を正しく見れる新しい視点が得られるんじゃないだろうか

そんな発想の手助けをしてくれるのがダイマクション地図


dymaxtion_map.png

球面を正十二面体に投射して、それを展開した図だ。
こいつを元に色んな地図を色塗りして、新しい見解を得てみようというのが、
今回の記事の趣旨です。
(塗り方はわりと適当な手塗りです)



世界の大帝国を見てみよう

一般的によく見るメルカトル図法は高緯度が広く見えるため、
例えばロシア連邦なんかは必要以上に大きい領土を持っているようにみえる
これをダイマクション地図で正しく見てみよう。
ついでに歴史上ユーラシアを席巻していた他の2大帝国、モンゴル帝国と清も比べてみた

dymaxtion_eurasia_empire.png
全プロット

dymaxtion_eurasia_russia.pngdymaxtion_eurasia_mongol.pngdymaxtion_eurasia_china.png
ロシア連邦 -- モンゴル帝国 -- 清

これを見てみるとロシアって意外とモンゴルとも清ともかぶってない。
ロシアさんモンゴルの後継国家って常々言われてるけどそんなことなくて
誰も国民国家を形成してなかった空き地を次々と占領していったんだなー。
そういう意味ではアメリカオーストラリアなどの新大陸を征服したのと似てる
そしてダイマクションで見るとやっぱりそんなに広くない。
モンゴル帝国の方が2倍でかいイメージ。

文明の衝突

一昔前にハンティントンが流行らせた世界の文明の分類方法
こういった文明群が本当に衝突するかはともかく、
宗教や政治体制に近いものがあって、いわゆる地政学って呼ばれてるやつを論じるのに便利だよね
これを分類したのがこちら
dymaxtion_bunmei.png

赤 : 中華文明
橙 : 仏教文明および日本
黄 : ヒンドゥー文明
緑 : イスラム文明
水色 : 東方正教会文明
青 : 西欧文明
紫 : ラテンアメリア文明
茶 : アフリカ文明

インド・中国・スラブというアジア中央勢力を挟み込むようにして
イスラムと西欧文明が分布してるのがわかる。
こう見るとソ連と中国が東側世界として同盟した理由がよく分かる。

スラブ勢から見て脱出口は中国しかないもんね。イスラムとは犬猿の仲だし。

海上帝国には不向き

向いてない図もある。陸上の正確性を求めるため海を犠牲にしているので、海が重要な地域を書こうとすると無茶が出て来る

dymaxtion_english.png

たとえば大英帝国。なんでこんな地割になったのか全く想像がつかない
あ、いや、この帝国例はメルカトル図法で見たってよくわからないか。

dymaxtion_japan.png

あとはみんな大好き大日本帝国の最盛期。版図のちょうど真ん中を分割されてるので見づらいし、
何よりこの場合元々領土の大半は赤道付近に位置してるのでメルカトル図法を避ける意味がない

使い所は選ばなきゃねという話。

まとめ

ダイマクション面白いよ。これで架空戦記の架空の帝国の領土拡張の歴史なんか描いてもよい。妄想捗る。
posted by LoyalTouch at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック