2017年09月01日

二足歩行は長距離移動に最適?ヒトと同じく長距離が得意な生き物

近頃話題の(最近最終回だった)けものアニメで有名になった知識として
人間は長距離走が得意なように進化しているというのがある。


人間は脳以外にも進化した部位があるということでなかなかおもしろい話で
事実、人間は他の動物を狩る時に持久狩猟といって対象がバテるまで追い続けるという
結構エグい狩り方をしていたらしい。


ではなぜ長距離が得意なんだろう。理由として

  • 他の類人猿の10倍くらいのアキレス腱があり、効率的に移動できる
  • 汗をかくことによって効率的に熱を放出できる

などがよくあがるけど、ここに二足歩行による効率的な呼吸も加えたい。

(今回書評ではないので構成上追記部分に唐突にアフィがあります。嫌いな方はご認識のうえでどうぞ)



人間以外のスプリンター

どういうことなのかというと、人間は確かに他の動物に比べて長距離移動が得意なんだけど
上には上がいて、人間より遥かに長距離を移動できる奴らがいる。

一つ、カンガルー
wikiによると、

2km近くの距離を時速40kmで跳躍し続けることができる。また、移動距離も長く、発情期には100km/1日程度の移動も行う

と書いてある。


さらにダチョウ
こちらも時速40kmで2時間走り続ける能力を持っているとのこと。

http://移動距離.xyz/archives/135

人間、カンガルー、ダチョウ。ここらへんの動物に特徴的な要素は、そう、二足歩行だ。

なんで二足歩行?

ではなぜ二足歩行すると長距離を移動できるようになるんだろう。
肺の伸縮と歩速が非連動になるかららしい。
『生物はなぜ誕生したか』によると

ウマやジャックウサギ、チーターなどは、一歩進むごとに一呼吸する。
 〜中略〜
哺乳類が走るときには、背骨がわずかに下向きにたわんだり、まっすぐに伸びたりする。このわずかな上下の動きが、息を吸い込む動作や吐く動作と連動している。
 〜中略〜
四本ではなく二本の脚で走れば、肺にも胸郭にも響かない。呼吸と運動を切り離せるので、獲物を高速でおっていることでも必要な回数だけ呼吸ができる

第14章 低酸素世界における恐竜の覇権 なぜ恐竜は存在したのか

とのこと。肺が前足と後ろ足に囲まれているので四足移動の体の動きの制限になるんだね。

自分も含めてこのブログの読者もおそらく人間だと思うので(※犬とかウマとかが読者だった場合教えてください。興味あるのでちょっと会いに行きます)走る動きと肺が連動しているっていう発想は全然なかったんだけど
確かに長距離走るときは足の動きの1/2くらいのテンポで
スッスー(吸う)ハッハー(吐く)というように呼吸しなさい、と体育の授業で習った。
これが手足と同じテンポで呼吸しろと言われたら激しく疲れる。四足歩行獣はこんな苦しい走り方してたのね。

ちなみに同書によると四足歩行の哺乳動物はまだ四肢が胴体から真下に伸びている分呼吸が楽なほうで、
トカゲ類のように胴体の真横に四肢がついていると、体の動きが完全に肺に干渉してしまい
走りながら呼吸することが出来ないらしい。

トカゲをよく観察するとチョロチョロって走ったあとにすぐ止まってまたチョロチョロを繰り返すけど、
あれってしばらく水に潜って息継ぎのために浮かんで…くらいの苦しい動作だったのか!

おまけ : ジュラシックパークの扱い

なお同書引用部分の章名のとおり、二足歩行で長距離走を得意としていたのは恐竜も同じ
ダチョウは人間を狩らないからよかったものの、ジュラシックパークで恐竜に追われる立場になったら
今度人間が持久狩猟でバテるまで追い掛け回される羽目になったわけだね。ヒィ

そして同書ではジュラシックパークについてもいくつか言及があるけど

ちなみにこの映画はシリーズが進むにつれて中身が馬鹿げていく

とか散々な書かれよう。まそりゃ専門書から見るとなぁ…
posted by LoyalTouch at 06:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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